あなたに毛布を掛けたいわ。
こんな寒い日に、身体が冷えたら風邪をひいてしまうもの。
あなたとゆっくりお話しがしたい。
猫が塀を登った後の後ろ姿がおかしくて、それをあなたに伝えたいわ。
私、あなたに触れたいの。
その肌のあたたかさを確かめてみたいの。
私、あなたを殺したい。
そっと首に手をかけて、ゆっくりと絞め殺したいの。
いっそ、私を殺してくれても構わないわ。
何も言わずに、温度を奪ってくれたっていいのよ。
だんだんと、あなたとの距離が縮まって、
触れるか触れないかの距離になったら
そこで時が止めればいいと願うわ。
きっと触れてしまったら、もう自分を抑えきれないもの。
あなたをこの手に仕舞いこんで、消えてなくなるまで紡いでいたいの。
0 件のコメント:
コメントを投稿